谷瀬の吊り橋(2011-07)



奈良県 十津川村にある吊り橋です。
1954年(昭和29年)架橋で、高さ54m、長さが297mある日本最長の鉄線の吊り橋です。

橋の中央に建設現場などでよく見かける木板が4枚敷いてあります。
板の下にはおそらく何もないと思います。
歩み板の両サイドと側面はワイヤとメッシュで覆われていますので落ちる心配はありません。
ただ、中央部付近や人が固まって渡り始めた時にはかなり揺れます。
人とすれ違う際にはぶつからない様に注意が要ります。

高所恐怖症や乗り物酔いの酷い人には地獄なので(失礼
渡る前によく確認しましょう。(渡ったら戻って来ないと行けません)
対岸に渡った際によく聞こえてくるのが、「怖かった」「止めればよかった」「帰りも渡らないといけない・・・」などなどで、
「良かった」という声は少なかったです。
橋の造りが立派なので、高い所や変な所が大好きな人にとっては少々物足りない感じがあります。
もっと狭くて側面がメッシュじゃないのを期待していたので残念でした。

地元住民が20〜30万円を出し合って架けられた生活道路です。
その為、地元の人たちは自転車やバイクで渡ったりしています。
観光客は禁止で徒歩のみです。(禁止されていなくても乗りたくないですが・・・)
先述の通りよく揺れて人に迷惑がかかるので走らない様にしましょう。


行き方ですが、国道168号線をずっと南下すると風屋ダムの手前にあります。
上野地トンネルの手前に集落に行く道があるのでそちらへ行きます。
駐車場は橋のそばにあります。(有料:500円)

十津川村は奈良県のみならず日本で一番広い市町村(北方領土除く)で有名ですが、
奈良の山中でもさらに奥にある為、行くには車になります。
(大和八木(橿原市)〜十津川・新宮の路線バスでも行けます。八木〜新宮の特急バスは停車時間が20分程と短いですが・・・)




橋の入口です。






橋の上です。



中央付近。






いつもお世話になっている“ちゃむ”さんです。






単純な造りですが、意外としっかりしています。
所々釘(針金?)が浮いている所があります。



側面は胸の高さくらいまでメッシュになっています。



橋の下はキャンプ場になっています。



高さがあるので車と人が小さく見えます。



水は綺麗な色をしていました。






橋の全景です。
大きさがよくわかります。









橋を側面からです。



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